2007/02/12 (Mon) 17:14
北東北3連休パス旅行記・3日目

目が覚めたのは830前後。ちょっと寝坊してしまった。大急ぎで身支度をして朝食を食べる。雪は止んでいる。

青森駅へ。大湊線直通の快速は925発。野辺地で進行方向が変わり、大湊線に入る。

陸奥湾沿いを行く。荒涼とした風景は北海道のようだ。

風力発電の風車が立ち並ぶ。この辺りは風力発電のメッカなのだとか。道路標識には「むつ小川原国家石油備蓄基地」「核燃料サイクル基地」の文字がある。道を曲がれば六ヶ所村。

雪が降ってくる。今回の旅行ではとにかくめまぐるしく天気が変わった印象。

大湊からそのまま引き返す。

数年後には東北新幹線が青森(新青森)まで伸びる予定だが、そのときには並行在来線の青森−八戸が青い森鉄道に移管されることになっている。するとこの大湊線はどうなるのか。「飛び地」としてJRに残るという話もあるらしいが……。

【つがる】で八戸まで。このあとは八戸線に乗る予定だったのだが、この時間だと終点久慈まで行く列車の接続が悪く、帰京がギリギリになってしまいそう。鮫止まりの列車ならあるのだが(「鮫」ってなんだか『未来少年コナン』を思い浮かべてしまう)。

ならば仙台まで行って、仙台近郊の未乗区間、東北本線岩切−利府と仙石線仙台−あおば通間を乗り潰そう。八戸線は今後のお楽しみに取っておくことにして。未乗の大船渡線気仙沼−盛間、三陸鉄道と三陸海岸沿いを一気に乗り通すのも悪くない。

【はやて】で仙台まで。指定券が残っていた。

仙台着。仙石線乗り場は地下。仙台−あおば通の延伸区間は地下鉄との乗り継ぎをを便利にするために作られたもので、わずか0.5km。あっという間に到着してすぐに折り返し、仙台にもどる。

次は岩切−利府間の枝線、通称「利府線」だが、ここで勘違いをして逆方向の電車に乗ってしまった。気がついたのは動き出してから。

次の駅で下車して戻るも次の電車は1時間待ち。構内のドトールで暇つぶしをして、1631発の利府行きに乗る。「新幹線の乗り継ぎ客待ち」とかで4分遅れで発車。

2駅目の岩切から支線へ。2駅先が終点。路線沿いには新幹線総合車両センターがある。ネコミミ新幹線が観れるかと思ったのだが。

折り返して仙台へ。あとは帰るだけ。

しかし仙台といえば、来月のダイヤ改正で名取ー仙台空港の新線が開業するんだったな。まあいいけどね。

今回の乗車区間は次の通り。

仙石線 0.5 仙台ーあおば通
東北本線 4.2 岩切ー利府
岩泉線 38.4
大湊線 58.4
男鹿線 26.6
五能線 147.2

JR全線の完乗率は95.554%に達した。あとは細かいところが多いので一気に乗り通すのは難しくはなるだろうが。これで乗りつぶし旅行は夏までお預けかな……と思いきや、この春は「JR20周年」とかで青春18きっぷが¥8000に値下げされるそうだ。ううむむ。

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2007/02/11 (Sun) 17:13
北東北3連休パス旅行記・2日目

5時、ネットカフェを出る。寒いが無風なので、我慢できないほどではない。

今日の初っぱなは541発の花輪線経由大館行き。途中好摩まではIGRいわて銀河鉄道線を通る。

「いわて銀河鉄道ホームは北口へお巡りください」との案内。元は東北本線だったのに、JRとは完全に分離されてしまったようだ。

まだ暗い。

二両編成の気動車は、窓からすきま風が入り込まないように、テープで目張りがしてある。

安比高原を過ぎると雪が降ってきた。眺めのよい側に席を移るとひんやりと冷気を感じる。窓には例の目張りがなかった。

沿線はかなり雪が積もっている。雪が巻き上げられる。

十和田南でスイッチバック、進行方向が変わる。以前乗ったときには、眠っている間に後ろ向きに走っていて、寝過ごしてそのまま終点から折り返してしまったか、とかなりあわてたものだった。

大館着。薄曇り。降雪なし。弘前までは青森行きの寝台特急【あけぼの】に乗る。寝台特急の中には、区間を限って寝台券の代わりに立席特急券で乗車できる列車がある。俗に「ヒルネ」と呼ばれる制度だ特急券の券面には「着席できません」とあるが、実際は寝台の空いているところに座って構わない。

やってきた【あけぼの】機関車のヘッドマークには、雪がこびりついていた。うまいこと車端のB寝台を確保。二段ベッドが向かい合わせになっているのだが、ここは片方のみで向かいは壁。個室占有状態。

917弘前。粉雪。深浦行きの2両編成の気動車はすでにあらかた席が埋まっている。

川部から五能線。ここでさらに乗客があり、立ち客まで出る超満員に。雪が強くなり、視界が悪くなる。車窓に見えるのはリンゴ畑。どの木も一定の高さで枝が横に張っていて、まるで見えない天井を支えているようだ。

五所川原。「ストーブ列車」で名高い津軽鉄道との接続駅で、ここでかなり乗客が入れ替わるだろうと踏んでいたが、ハイキングらしき出で立ちの集団が大量に降りていきなりガラガラになってしまった。ここでようやく海岸線側の席をゲット。

なんと、晴れてきた。やはり暖冬なのか。かと思えばまた雪が舞ってくる。めまぐるしく変わる陽気。

おお、ようやっと「冬の日本海」らしくなってきたぞ。

終着の深浦。ここで1時間半待つことに。しかし何にもないぞ。駅の案内図を観ると歩けばいろいろあるようだが、寒いし雪は舞ってるしそれどころではない。

とりあえず腹ごしらえ。「ラーメン、焼肉、カラオケ」という、よくわからん店があったので入る。「ジンギスカン定食」を注文すると、大盛りのご飯と味噌汁がおかわり自由。気持ち悪くなるくらいに腹に入れる。あとは待合室でストーブに当たりながら列車を待つ事に。

【リゾートしらかみ】が入線。窓はでかいしシートは豪華。

深浦1338発。沿線にある「黄金崎不老ふ死温泉」。以前は「不老不死温泉」だったはず。「不死」はまずいのか、それとも効能の誇張とかでどこぞから文句がついたのか……。ウェスパ椿山はテーマパークの一部のようだ。深浦じゃなくてここを終着にすればよかったのに。

東能代。1535発【かもしか5号】で秋田まで。干拓地を車窓に望む。八郎潟の隣の駅は野川……もとい、井川さくら。しかし雪がないねえ。秋田も。

男鹿線に入る頃から睡魔が襲ってくる。いかんいかん、寝ては勿体ない。帰りはひたすら寝ていたので覚えていない。

秋田に戻る。【いなほ7号】で青森まで行って宿泊する予定だが、駅のアナウンスによれば「羽越線内強風で徐行のため30分遅延」だとか。

待ち時間に駅ビルのはなまるうどんで夕食を済ませてホームに並ぶ。

雪が降る。

やって来た【いなほ7号】車内はがらがら。東能代を過ぎるとずいぶん雪が強くなっているようだ。

青森。この日は宿を予約していた。楽天トラベルで青森市内に¥3670のビジネスホテル。壁面の垂れ幕を観ると「¥4670」とある。この手のビジネスホテルは用務客が主なので、週末祝日は客が減るようだ。

部屋に落ち着くと雪が強くなる。

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2007/02/10 (Sat) 17:12
北東北3連休パス旅行記・1日目

旅の始まりは上野駅。新幹線に乗るまでちょっと時間があったので構内の本屋に寄ってみた。お目当ての本はなかったが、別の本が眼に入る。新潮文庫から復刊された『パラサイト・イヴ』。「新潮文庫版の後書き」が熱い。ついつい買ってしまった。

八戸行き【はやて15号】。すぐに寝てしまって気がついたら仙台。

1321盛岡着。山田線の快速【リアス】に乗り継ぎ、茂市まで。【リアス】は2両編成。かつては「急行」に使われていたキハ58系。それなりに席が埋まって発車。

いくつ目かのトンネルを抜けると、とうとう雪が舞いだした。駅を行き過ぎる。「区界」と書いて「くざかい」と読む。WILLCOMはずっと圏外だ。

茂市に到着。ここから今日のハイライト、岩泉線。岩泉線は「最後の秘境ローカル線」と呼ばれている。旧国鉄末期に「廃止候補」としてリストアップされたローカル線の中でも客の少なさは上位だったのだが、平行道路が未整備なので生き残ったという経緯がある。現在でも1日に3往復しかない。

一両きりのディーゼルカーは意外にも満員。宮古から乗り通しの客が多いようだ。しかし車内の大半は鉄道マニアである。3往復のうち1往復は早朝、1往復は日暮れてからになってしまうので、結果としてこの便に集中するようだ。

わたしが座ったボックス席。向かいの若い男は時刻表の巻頭の路線図に赤く筋を引いている。乗りつぶし旅行風情。隣は男女。カップルで鉄ちゃん旅行かよ、おめでてーな。

キハ52は寒冷地仕様の二重窓。この沿線は「本州で一番寒いところ」らしいのだが、やはり積雪はなし。

沿線は山また山。重機で山を削っただけの獣道みたいな道路が山肌を這っている。

岩泉到着。意外と開けている印象。

折り返し発車するまで1時間弱停車する。大半の鉄ちゃんは車内に荷物をおいたまま、施設や車両の撮影、周辺を散歩したり待合室のノートにメッセージを残したり。わたしもそのパターンをとることにした。

駅前にはなぜか焼き肉屋が二軒ある。コンビニやスーパーなどはなく、よろず屋兼業の酒屋ぐらい。小本川を越えるといろいろあるようだが。

1720発車。岩泉から三陸鉄道の小本までバスで抜ける鉄ちゃんもいるので、客は行きよりも少ない。

車窓は暗くなってきた。

1831茂市発の列車で盛岡へ逆戻り。山田線も盛岡ー宮古直通は4往復と、岩泉線に引けを取らない過疎ぶりである。

区界で列車交換のため長時間停車。辺りは結構な積雪だったが、それでも例年よりは少ないんだろうな。

2044盛岡着。今日はここで一泊。

駅前にカプセルホテルがある。ここに泊まったこともあるが、どうもこのところはカプセル、サウナから足が遠のいている。風呂に入れるのはいいのだが、暇つぶし設備の充実ぶりは値段の安い漫喫、ネットカフェに及ばない。さらにカプセル内にはコンセントがないのだ。充電が出来ないのは痛い。サウナ併設のネットカフェがあれば一番いいのかも。

ちょっと歩いて繁華街の中心部まで出る。運転代行のクルマが多い。タクシーと同じくらい。クルマ社会なんだな。

広島で泊まったところほど設備はよくなかったが、FREESPOTの無線LANが使えたのはナイス。

ネットで天気をチェックすると「津軽方面は地吹雪」だとか。一方東京は未だ降雪なし。

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2007/02/09 (Fri) 17:06
JR未乗区間と北東北3連休パス旅行

ここに2/10時点での未乗線区をリストアップしておく。線区名、未乗距離(単位は営業km)、未乗区間の順。区間が書いていないのは全線未乗。




JR北海道 2.6 99.896%未乗区間なし
-千歳線 2.6 南千歳−新千歳空港(2007/12/22乗車)




JR東日本 457.3 93.825% 未乗区間なし
-伊東線 16.9(2007/3/4乗車)
-上越線 1.8 越後湯沢−ガーラ湯沢(2008/1/13乗車)
-越後線 49.8 柏崎−吉田(2007/3/31乗車)
-弥彦線 4.9 東三条−吉田(2007/3/31乗車)
-東北本線 4.2 岩切ー利府(2007/2/12乗車)
-仙石線 0.5 仙台ーあおば通(2007/2/12乗車)
-大船渡線 43.7 気仙沼−盛(2007/7/28乗車)
-岩泉線 38.4(2007/2/10乗車)
-八戸線 64.9(2007/7/280乗車)
-大湊線 58.4(2007/2/12乗車)
-男鹿線 26.6(2007/2/11乗車)
-五能線 147.2(2007/2/11乗車)
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JR東海 未乗区間なし




JR西日本 603.4 87.890% 未乗区間なし
-七尾線 5.1 七尾−和倉温泉(2008/4/12乗車)
-城端線 5.2 福光−城端(2008/4/12乗車)
-姫新線 71.8 津山−新見(2007/9/15乗車)
-吉備線 20.4(2007/9/15乗車)
-芸備線 90.3 備中神代−三次>(2007/9/14乗車)
-福塩線 78.0>(2007/9/14乗車)
-岩徳線 43.7>(2007/9/13乗車)
-小野田線 13.9>(2007/9/12乗車)
-美祢線 46.0>(2007/9/13乗車)
-山陰本線 158.2 京都−福知山、出雲市−江津>(2007/9/15乗車)
-因美線 70.8>(2007/9/15乗車)




JR四国 61.1 92.855% 未乗区間なし
-予讃線 41.0 向井原−伊予大洲(2007/7/8乗車)
-鳴門線 8.5(2007/7/7乗車)
-牟岐線 11.6 牟岐−海部(2007/7/7乗車)




JR九州 32.9 98.449% 未乗区間なし
-唐津線 32.9 久保田−山本>(2007/9/12乗車)


こうしてみると、北東北と中国地方(山陰、山陽)に未乗区間が集中しているのがわかる。
難関は山陰山陽のローカル線だろう。本数が少なく接続も悪い。もう時間がふんだんに使えるわけではないのだから。末端区間や普通しか通っていない別線を残してしまった四国もハード。
残りが1区間のみの北海道と九州はさして問題がない。とくに北海道など、新千歳空港に飛行機で到着して地下の駅から乗り込めば、そのまま完乗である。
北東北はさしあたって手をつけやすい。JR東日本全線+αが乗り放題の「3連休パス」なら新幹線が使えるので効率的。
というわけで、2/10〜2/12の三連休にこの辺りを乗り潰してくることを決意する。
先月行ったばかりでさらに今月も、では財政面での不安もあるが、まあ、臨時収入がある予定だし、3月は連休がないし、大型連休も予定が不透明なので遠出はどうかな、という状況。その辺りから前借り、ということで納得させる。あとは部屋の片づけをして要らなくなった本とかCDとかDVDとかを売ろうかな。大した金にはならんだろうが。

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2007/02/09 (Fri) 17:03
JR全線完乗への道

先月の西日本旅行の後、JR各社乗車区間を「乗りつぶしオンライン]」で計算してみた。総乗車距離が18678.6km、率にして94.166%に達したのが判明(廃止、三セク転換された路線も入れればもっと増える)。
本格的に乗りつぶしを始めたのは89年だから、17年かかってここまで来たのである。
ずいぶん乗ったなー、と感慨にふけるも、ここまでくると「JR全線完乗」が視野に入ってくる。
しかし、今となってはたいして価値があるものでもない。完乗したひとがどれくらいいるかは知らないが、宮脇俊三や種村直樹が達成した時代ならともかく、今となってはTV番組で関口Jrが達成するまでに一般化している。
写真を撮っているわけでもなし、夜行でただ「通っただけ」の区間も入っているので、単なる「個人的な節目」以外のものではない。それにやはり、JR完乗のための旅行というのは本末転倒でないか、という気もしてしまう。
(よく国鉄・JR全線の総延長距離を「20000km」というが、かつては「平行在来線の線路増設」扱いだった新幹線抜きでの数値。それがJR化前後の大量廃止で新幹線込みの数値になり、平行在来線の三セク化が相次いだ末、とうとう込みでも20000kmを割ってしまった)
しかし、どんな些細な事でも目標がひとつでもあった方がいいだろう、と最近思うようになった。さらに何度も書いたが、地方ローカル線の危機的状況が見えてきたこと。詳細は「とれいん工房の汽車旅12ヵ月」内「水害で不通になる前から悲惨な状況だった三江線で考えてみる。」なども参照。JR各社の経営方針如何によっては、近い将来にローカル線の大量整理がないとも限らない。時間はあまり残されていないのだ。
その辺りの妥協案としてさしあたって思ったのは、3年後を目途に完乗を目指す、ということ。3年後の2009年は乗りつぶしを始めてから20周年だし、個人的にも大台の年だ。

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