2008/06/29 (Sun) 11:04
図書館戦争と河森正治と星間飛行と

 前回エントリの続き、のような。
 この『図書館戦争』のように、見ていてどうにも納得がいかないのに最後まで見てしまったアニメがほかにも2つある。
 まず1つが2001年に放送された『地球少女アルジュナ』で、もう1つが2003年の『魔法遣いに大切なこと』。その『アルジュナ』を作った河森正治は今『マクロスF』の総監督で、『魔法遣いに大切なこと』も7月から続編が放送される。前者はともかく、後者は意外だったな、原作、脚本の人は本作以外なにかやってるのか? しかし宮崎あおいがあそこまでの大物になるとは……。

 『図書館戦争』は「戦争をダシにしたラブコメ」と言われたが、河森正治の代表作である初代『マクロス』も放送当時そんな指摘をされて、一部アニメ雑誌の投書欄で批判されていたりした。当時はアニメファンにもそういう真面目なひとが少なからずいたんですよ。
 河森氏もそのような批判をかなり気にしていた節があって、初代マクロスから数年後「日本人の核アレルギー、軍事アレルギーなんてのは論理を知らない感情的反応」みたいなことを座談会で言っていた。その後彼にどんな思想遍歴があったかは省略するが、『マクロスF』が始まったときでも、「オトナアニメ」誌などに載っているインタビューなどでも当時の状況を語っている。
 そんな認識があればまだましなのかも知れないが、『図書館戦争』は「天然」に見えてしまうのが何だかなあ。

 こんなことを書いた以上、『図書館戦争』の原作も読まねばならないか。しかしハードカバー4冊(5冊?)ってのは財政的にきついなあ……。


 話は変わって現在放映中の『マクロスF』。東京地区では金曜夜放送された12話で、ついにランカ・リーのデビュー曲「星間飛行」が作中初お披露目。25日にはCDも発売され、チャートアクションも好調なようだ。
星間飛行星間飛行
(2008/06/25)
ランカ・リー=中島愛

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 以前も書いたが「星間飛行」作詞の松本隆は80年代最大の作詞家、松田聖子黄金時代のキーパーソン。思えば初代『マクロス』も、「松本=松田ライン」がもたらした「80年代アイドルポップス革命」の影響を色濃く受けた作品である。そこまで読んで松本氏を起用したのか。

2008/06/27 (Fri) 06:46
図書館戦争と言論の自由と快楽原則と

『図書館戦争』アニメの放送が終了した。本作の放映が始まった頃、最近改装された千代田図書館で「蔵書に見る検閲」というような展示をしていた。戦前の蔵書には内務省が検閲した印が残っているそうだ。
原作は未読だったので、アニメもそんな問題を取り上げつつエンターテイメントしてくれるのか、と始まる前は結構期待していたが、ところがどっこい、近来まれに見る「酷い」アニメであった(見ていない回もあるのだが)。
 暴力的にメディア統制を図る「メディア良化隊」に対抗するために図書館が武装して戦争状態にあるという設定そのものには突っ込みを入れない。荒唐無稽に見える設定に説得力を持たせるのは小説やアニメの見せ所。問題なのはその描かれ方。とにかく、卑劣な手を使ってくるのは全部「敵」の側。やられて悲劇的な死を遂げるのは味方(ラスト1ではそうとしか思えない描写だったが、最終話ではなんと、全身に貫通銃創を受けながら死んでいなかったことが判明。主人公側に苦難を与えられない姿勢には失笑するのみ)。致死性の兵器を使って敵を殺しておいて、それを糾弾されるのは「悪」らしい。もう一つおまけに言えば、非武装を唱える勢力は敵と内通する卑劣漢。何だろう、これは。

 とまあ、見るたびに呆れていたのだが、最終回はその集大成のようだった。いろいろ言いたいが、2点だけ挙げよう。
 武力衝突で相手側に死者が出たことで報道陣に迫られた主人公が「無法でたくさん」と口走るのだが、法律で保障された武力を持った勢力の一員がそう表明することって、とっても恐ろしいことだと思うんですが。警官が挙動不審な人物を即時射殺してもオッケー、ということ? だが、この世界の市民にはその暴言に対する支持があるらしい。
 それと、エンディングのナレーションで「司法省に頼んで偏向報道をやめさせた」とかさらりと言ってのけるところがある。それは作中人物が命を賭けて護っているはずの「思想の自由」を蹂躙する行為じゃないか。それとも「主人公側の目的に叶う検閲はよい検閲」とでもいうのか。「社会主義国の核兵器はきれいな核兵器」という言葉があったな。まさか『スターシップ・トゥルーパーズ』的な「皮肉」なのか?


 こういう作品が作られてしまうのって結局、「表現、思想の自由」と「快楽原則」がごっちゃにされているからじゃないのか。
 メディア規制に反対している側のモチベーションってのは「表現の自由」を表向き掲げながらもその実「快楽原則」の擁護である場合が多い。「オレたちの楽しみを邪魔するな」という……。それはそれで正当なことで、「戦争を美化しているから悪い作品」みたいな近視眼的な糾弾は愚かだし、未だにその域を脱していない手合いが少なからずいるのは認めますが、それを退けていった結果出来したのが、単なる快楽原則の自堕落な肯定で、他者に対する不寛容とか差別主義とか敵対的言辞を露悪的に垂れ流すのが「タブーなき自由な言論」という発想を蔓延させる元になってしまったのは、これはこれで無惨な光景ではあります。『フルメタルジャケット』が、戦争と軍隊が人間性を破壊して殺人兵器にしてしまう狂気を描いた作品であったはずなのに、ハートマン軍曹の悪罵だけを取り出してそれを「萌えキャラ」に言わせて面白がっているような作品にも同種の不快感を覚える。
 子供の駄々レベルのいちゃもん付けに「自主規制」として先回りして屈するメディアの態度がこんな事態を招いたのだ、と言いたい気持ちもないではないけれど。

 それにしても、エンディングに「協力」というキャプションが入っている日本図書館協会はどう思ってるんだ。「図書館で他人の借りた本を調べる」みたいな映画やドラマの描写には文句をつけるのに……と思っていたら、原作を批判した図書館関係者がアニメでは「主人公側を陥れる策略を巡らす悪党」として「出演」している。どうやら原作通りの描写らしい。やれやれ……。

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2008/06/24 (Tue) 06:30
宇宙と地球とSFと

東北大学機械系のウェブサイト「瀬名秀明がゆく!」で、スプライト観測衛星を大きく取り上げました。いまスプライトがマイブーム(^^)。
宇宙開発というと、人類が宇宙へ出ていく本能だ、みたいに語られることも多いのですが、宇宙から地球の環境を見るこういった研究もあるのです。実はそういうことってあまり知られていないので、宇宙開発というと環境破壊の最たるものと誤解している人もいるのですね。スプライト観測衛星の動向は、今後も随時取材・報告していきます。
瀬名NEWSより。スプライト観測衛星についてはこちら参照)


 えっとこれは、野尻抱介氏の短編「大風呂敷と蜘蛛の糸」(『沈黙のフライバイ』(ハヤカワ文庫JA)所収)でスプライト現象が取り上げられているのを知っていて、書いたのだろうか。言うまでもないが野尻氏は「宇宙を目指すハードSF」派の有力者。
沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-9)沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫 JA ノ 3-9)
(2007/02)
野尻 抱介

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 瀬名秀明氏の一部SF関係者にたいしたこの種の「当てこすり」って、ちょっとどんなもんかなあ、と思ってしまう。
 一部に誤解があるようだが、日本でも欧米でも科学重視の「ハードSF」が天下を取ったことなど一度もない。所詮「文章芸術」であるかぎり、その扱いに長けた「文学派」にアドバンテージがあるのは自明だし、底辺の広がりならスペースオペラとかの「エンターテインメント派」にかなうはずもない。

 それはともかくとして。
 最近野尻ボードを読んでいると、野尻氏と松浦晋也氏や野田篤司氏との間に、微妙な距離感が出ているようであります。それとも、初音ミクとニコニコ動画に興味が行っているだけか?

 わたしは宇宙開発推進派だが、いつまでも「夢」ばかりじゃあねえ、と思ってしまう。ISSにしろ、莫大な予算に見合う効果が得られるかは疑問。「宇宙ラーメン」とか食ってるんだったら、無人探査機を月や火星に飛ばした方がよほど有意義ですよ。 一応月や火星を目指す構想はあるものの、具体的にいつになるかは霧の中。ISSはその「つなぎ」にしては金がかかりすぎる。

 もはや宇宙空間は「最後のフロンティア」から、地球を見下ろして調査するための「高い展望台」になってしまったと思う。地球に背を向けて宇宙を目指そう、なんてのは今や「危険思想」。しかしその「危険思想」を捨て去った世界は味気のないものだろう。

2008/06/23 (Mon) 04:42
SFと「相対主義」とその落とし穴と

大野の日常より「こういうの、一番嫌い」。そのはてなブックマークのコメントがおもしろい。

このエントリについてのネガティブ反応は「差別主義者を差別するのも、また差別」というブックマークのコメントに集約されるだろうね。それは所謂「相対主義の罠」。思考実験を働かせるのと、それを現実の世界で展開するのは別の話。「価値の相対化」と称して、自分をメタな立場に押し上げて、森羅万象「分かったふり」をする。所謂「中2病」という立場とは区別しておきたい。
今の世の中、「きれい事」が嫌いなひとが多いんでしょう。それは分からなくもないが、「世の中、きれい事だけじゃない。でも、きれい事の無くなった世の中は恐ろしい」とでも言うか。

こんな意見もあるのだが、たしか、筒井康隆はエッセイとかで「常識が判らない人間に常識を壊すことなど出来ない」みたいなことを言っていると記憶している(曖昧ですいません)。「選ばれた」ひとがクローズドなサークルで言ってるのを、上っ面だけ真似して正当化するのも、また愚行。

それから、こういった反応を見るたび、「本音主義」の落とし穴を感じる。
世の中に「本音」と称して流通している言説のかなりの部分は「本音を装った暴論、露悪的な感情論」にしか過ぎないのではないか。攻撃的ながらその実、仲間内に「受け」を取るための言説。
仮にそうだとしたら。
そんな言辞を弄んで、あるいは相互にぶつけ合っていたら、誰も望んでいない不幸な結果にならないだろうか。たとえるなら、プロレスのつもりで始めたら終いには殺し合いになっていた、とか。

ただしわたしも、「人間である以上、差別感情は絶対に無くならない」と言ってしまう気持ちは分からなくはない。
以前、「人類から欲望や競争心をなくす方法が広まって、世界にユートピアが訪れる」という小説を読んだとき、「そんなもん実現したとしたら、ひたすらおぞましい逆ユートピアだろうが!」とものすごく不快に思ってしまったことを、ここに告白しておく。
所詮わたしも、「自由な思考」と称して「快楽原則(自分にとって面白いの、かわいいの、気持ちいいのが正義)」を墨守したいSF者なのかねえ。

2008/06/22 (Sun) 03:22
神戸みゆき急逝

3代目セーラームーン・神戸みゆきさん急死
 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の3代目セーラームーンとして活躍し、映画「バトル・ロワイアルII」などにも出演した女優、神戸みゆきさんが18日午前4時8分、心不全のため川崎市内の病院で急死していたことが20日、分かった。24歳だった。昨年2月、舞台「レ・ミゼラブル」を体調不良で降板してから入退院を繰り返していた神戸さん。女優のみならず、ファッション関係の仕事を夢見て回復を信じていたが、それもかなわなかった。

サンスポより)


彼女の代表作といえば、この記事にもある『セーラームーン』ミュージカルとか『仮面ライダー響鬼』とかだろうが、わたしにとっては『ぴちぴちピッチ』1期主題歌とゲスト出演のアウリ役。 こないだの寺門仁美引退につづいて、ぴっちファンには悲しいニュースだ。
謹んで哀悼の意を表します

2008/06/21 (Sat) 01:52
副都心線その後

乗り入れ、まるで迷路…混乱続く副都心線・小竹向原駅

14日の開業以来、ミスやトラブルが続いている東京メトロ副都心線(和光市―渋谷)。
 朝のラッシュ時に慢性的な遅れが生じている大きな要因が、乗換駅の小竹向原(こたけむかいはら)駅(東京・練馬区)の複雑な乗り入れ構造や紛らわしい案内表示だ。さらに運転士の習熟不足もある。ホームは、アナウンスを頼りに右往左往する乗客であふれている。
小竹向原駅の上り線ホーム。ここでは原則、1番線に東武線方面から、2番線には西武線の電車が入線し、出発した後にポイントで交差するなどして副都心線と有楽町線に分かれるが、遅れが生じるとさらに複雑になり、その運行パターンは6種類にもなる。
 朝のラッシュ時、上り線ホームの行き先表示板から、各電車の出発予定時刻が消える。ダイヤの乱れを織り込んだ東京メトロの運用だが、ホームではかえって乗客の混乱を招いている。利用者はまず、1、2番線のどちらの電車が先発かと戸惑う。問い合わせを受けた駅員が構内アナウンスすると、乗客がホームを移動し始める。
 副都心線の新型車両は、有楽町線に使われることもある。会社員の男性(35)は「ブラウンが基調の新型車両を見て、てっきり副都心線だと思って乗ったら有楽町線だった」という経験もした。行き先表示板は、副都心線の「渋谷」と有楽町線の「新木場」は区別できても、ローマ字の「Shibuya」と「Shin‐kiba」になると、紛らわしくて間違えそうになるという。
読売新聞より)


開業当初に混乱はつきもの、とはいえ、ここまで大事になるとは。 個人的にはほかに、ホームドアがボトルネックになってるような気がする。確認の手間が倍になってしまうんですよ。
指摘のあった行き先表示は、金曜日には変えられてました。でもまだ以前の表示が透けて見える(笑)。

今まで池袋駅では、有楽町線の改札では内部でつながっていない丸ノ内線の定期で入場出来なかった。だから副都心線の池袋駅になったら、有楽町線の定期が使えなくなるのではないかと心配していた。有楽町線の西口はちょっと離れたところにあるので不便になるなあ、と思っていたのだが、副都心線と丸ノ内線が改札内でつながったので、丸ノ内線の改札も有楽町線の定期で入れるようになった。それは数少ないよいことか。

2008/06/17 (Tue) 23:13
宮崎勤に死刑執行

連続幼女誘拐殺人 宮崎死刑囚の死刑執行 他の2死刑囚も

 法務省は17日、88〜89年に東京都と埼玉県で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)=東京拘置所収容=ら3人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は4月10日以来。鳩山邦夫法相の下での執行は4回目、計13人に上り、93年3月の執行再開以降の法相では最も多い執行数となった。
毎日新聞より)


このニュースを聞いて思ったのは、永山則夫の処刑はその直前に起きた酒鬼薔薇事件のリアクション、という説だった。 秋葉原事件のリアクションで「元祖オタク犯罪者」が処刑された……わけじゃねえだろな。
まあ、法律で定められたことを実施しただけだ、と言われればそれまでですが。 「確定後半年以内に執行しなければならない」という規定が(空文化しているとはいえ)あるだけに。

判決が最高裁で確定したのがライブドア事件のさなかだったので、一部で陰謀論めいて語られたこともありました。

(今月に入って、ひとが死んだのなんだのってことばっかり書いてるな。今度はもう少し明るいことを書こう)

2008/06/17 (Tue) 02:01
鉄道博物館学芸員岸由一郎氏、死去

岩手・宮城内陸地震で土石流に飲まれて倒壊した「駒ノ湯温泉」に当日宿泊していて犠牲になった者のひとり、岸由一郎さんは、鉄道博物館の学芸員だった。若手の鉄道研究者として、将来を嘱望されていた方らしい。


鉄道愛し、地域に尽くした 駒の湯温泉宿泊者

 駒の湯温泉に宿泊していて15日に死亡が確認されたのは、観光コンサルタント麦屋弥生さん(48)=東京都葛飾区=と、鉄道博物館学芸員岸由一郎さん(35)=同北区。いずれも栗原市で13日に開かれた「くりはら田園鉄道」(廃線)を保存活用する検討委員会に参加していた。2人は14日に近くの湿原を市職員と一緒に調査するという話になり、13日は駒の湯温泉に宿泊していたという。

 麦屋さんは日本交通公社をへて、地域づくりのプランナーとして活躍。草津温泉など観光地の再生に携わり、国土交通省の地域振興アドバイザーもしていた。栗原市との縁では、06年10月から観光アドバイザーを務め、月に1回ほどは同市を訪れていた。

(中略)

 さいたま市の鉄道博物館に勤める岸さんは、13日午前に新幹線で栗原市に向かった。当初は日帰りの計画だったが、翌日の湿原調査に同行するために予定を変更したとみられる。

 岸さんは東京学芸大学を卒業。07年10月に開館した鉄道博物館では開設準備から携わった。昨年は鉄道を扱ったバラエティー番組に解説役として出演。全国各地に出向いて車両清掃のボランティアなどもしていた。

 「全国トロッコ列車」を岸さんと共同執筆した鉄道愛好家の笹田昌宏さん(36)=米国在住=は「小さいころから鉄道好きで学芸員にまでなった、我々愛好家の師匠みたいな人」と語る。役割を終えた地方の鉄道の車両や資料を後世に残そうと力を注いでいたという。「彼のために救われた車両も多い。やりたいこともまだまだ残っていただろうに」と声を詰まらせた。
(後略)

asahi.comより



このところ週末になると、オタクにとって凶報ばかり入る。なんともやりきれない。
今回の地震で落命されたすべての方に謹んで哀悼の意を表します。

参考URL:
追悼・駒ノ湯温泉。この温泉に泊まったルポの引用、紹介が載っています。
ソウルに通いながら、こう考えたより)
期待されていたある若手の鉄道研究者のこと
とれいん工房の汽車旅12ヶ月より)

2008/06/15 (Sun) 08:15
副都心線開業

 6/14は東京メトロ副都心線開業の日。500小竹向原始発の一番電車に乗って参りました。
 前日は「タモリ倶楽部」副都心線特集も観て予習。
 当日435小竹向原駅へ。すでにシャッター、改札は開いている。 ホームへ降りると、。8両編成の電車は入線しているが、灯りは消えている。先頭部を見ようとホーム先端には客が鈴なり。子供や親子連れが目立ったのは意外。
 運転士が乗り込んで「各停 渋谷行き」の方向表示が点灯。発車時の客の入りは、先頭車両を除くと6割程度。
 いままで通過していた千川、要町にもホームが新設されて停車。 以前は真っ暗な中に何かがぼんやり浮かび上がっているようなところだった。
 前日まで「新線」がついていた池袋を過ぎると、新規開業区間。西早稲田で学生服姿の早大生の一団が校歌を歌いつつ乗り込んでくる。この時点で数分の遅れ。ホームドアが閉まるまで発車できないためか。
 新宿三丁目は、乗り換え表示はないものの高島屋タイムズスクエアを通じてJR新宿駅新南口に連絡しているようだ。
 渋谷駅は2面4線のホームの中央にふたをして、1面2線にした変な構造。しかし、ペンキのにおいがまだきついのはどうにかならないか。
 帰りは和光市行き急行に乗る。630前に最寄り駅へ着いてしまった。こんなに早く渋谷まで往復できるとは。
 これで東京メトロの新線は終了、だというが、となると豊洲駅のホームはどうなるのだ。計画ではあそこから錦糸町、押上を経て草加までのばすことになっているのだが。途中から半蔵門線になってしまったからな。

 家で一眠りしてTVをつけたら地震のニュース。ひえええ。

2008/06/08 (Sun) 22:47
秋葉原で通り魔殺人

7年前のこの日、大阪で付属池田小学校の事件が起きた。その記憶もまだ生々しいものがあるのに、よりによって秋葉原でこんな事件が起きてしまうとは。



白昼の秋葉原で25歳男が凶行、18人に切りつけ7人死亡

8日午後0時35分ごろ、東京・秋葉原(千代田区外神田1)の交差点で、西側から走ってきたトラックが歩行者天国の人込みに突っ込み、通行人数人をはねた後、停車した。運転していた男はトラックから降りて、奇声を上げながらサバイバルナイフで通行人を次々と襲った。警視庁などによると、男性15人と女性3人の18人が病院に搬送されたが、このうち男性6人、女性1人の計7人が死亡した。男は南西方向に逃走したが、約100メートル離れたところで、駆け付けた同庁万世橋署員らに取り押さえられ、殺人未遂の現行犯で逮捕された。

 男は「人を殺すために秋葉原に来た。誰でもよかった」と供述しており、同庁捜査1課では、無差別に通行人らを狙った通り魔事件とみて特捜本部を設置して捜査している。

 発表によると、逮捕されたのは、静岡県裾野市富沢、職業不詳加藤智大容疑者(25)。搬送先の病院などによると、8日午後6時半現在で死亡が確認されたのは、女性の武藤舞さん(21)と、19歳、20歳、29歳、33歳、47歳、74歳の男性6人。負傷者の1人は、同署交通課の警察官(53)という。東京消防庁によると、けが人の約半数は背後から刺されていた。

 警視庁幹部によると、加藤容疑者は、神田明神通りをレンタカーの2トントラックでジグザグに走行しながら、通行人をはね飛ばしたという。

 加藤容疑者は「生活に疲れてやった。世の中が嫌になった」などと供述しており、8日に静岡からレンタカーで来たという。

(2008年6月8日19時10分 読売新聞



昼下がり、「今日は午後からアキバでも行ってみようか」と思っていた矢先のこと。mixiで知人が「今アキバにいるんだけど、歩行者天国が封鎖されて、ヘリとかもやってきてるみたい。何があったの?」というような書き込みをしてました。TVをつけると、見慣れた場所が凄惨な事件の現場になっていました。
その方は幸いにも事件に遭遇することはなかったよう。ご無事で何よりでした。
亡くなられた方には謹んで哀悼の意を表します。負傷された方々は一日も早いご回復をお祈りします。

2008/06/07 (Sat) 16:21
氷室冴子氏急逝

野田大元帥と同じ日に、ライトノベル界に大きな足跡を残した方が逝ってしまった。



「なんて素敵にジャパネスク」 作家の氷室冴子さん死去
2008年06月06日22時07分

 「なんて素敵(すてき)にジャパネスク」「海がきこえる」などで少女小説のブームを担った作家の氷室冴子(ひむろ・さえこ、本名碓井小恵子〈うすい・さえこ〉)さんが6日、肺がんで死去した。51歳だった。通夜は9日午後6時、葬儀は10日午前9時30分から東京都新宿区早稲田町77の龍善寺で。喪主は姉木根利恵子さん。

 北海道岩見沢市出身。77年に第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作に入選、デビュー。「ざ・ちぇんじ!」や「クララ白書」など、集英社の「コバルト文庫」を中心に、軽やかな文体でベストセラーを生んだ。宝塚歌劇団をモデルにした漫画「ライジング!」の原作も手がけた。
(asahi.comより)



わたし自身はあまり読んだ記憶がないのだが、『クララ白書』とかは読みましたね。あとはやはり『海がきこえる』。

謹んで哀悼の意を表します。

2008/06/06 (Fri) 20:35
野田大元帥逝く

野田昌宏氏が亡くなった。ここ何年かは体調がよくなかったと側聞している。日本テレワークの一大事にも表に出ることはなく、昨年開催されたワールドコンにも欠席されたと聞いて、心配していたのだが。




<訃報>野田昌宏さん74歳 「スターウォーズ」を翻訳、「ポンキッキ」など人気番組制作も


 「スターウォーズ」など海外SF小説の翻訳家で、「ひらけ!ポンキッキ」などを手がけた制作会社「日本テレワーク」元社長の野田昌宏(のだ・まさひろ<本名・宏一郎=こういちろう>)さんが6日、心不全のため死去した。74歳。葬儀は9日午後0時半、東京都文京区関口3の16の15 東京カテドラル聖マリア大聖堂。喪主は弟玲二郎(れいじろう)さん。

 福岡県出身。学習院大卒業後フジテレビに入社。日本テレワークを設立し、「ひらけ!ポンキッキ」や「料理の鉄人」、「クイズ・ミリオネア」などを手がけた。また、海外SF小説の翻訳家として、「スターウォーズ」や「キャプテン・フューチャー」シリーズなどを翻訳、日本のSFファンの代表的存在として「宇宙大元帥」のニックネームで親しまれたほか、作家としても活躍した。ガチャピンのモデルといわれる。

毎日新聞より



幼少の頃『ひらけ! ポンキッキ』を欠かさず見ていたわたしは、氏に30年以上お世話になっていたことになる。
 著作で一番印象深いのは『スペース・オペラの書き方』(ハヤカワ文庫JA)。

スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み (ハヤカワ文庫JA)スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み (ハヤカワ文庫JA)
(1994/10)
野田 昌宏

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この本には『水滸伝に学ぶ』という節があって、原典にふれる前に是非とも目を通しておくといい解説書としてあげられているのが、高島俊男『水滸伝の世界』。
「この著者である高島さんという岡山大学の先生はスペース・オペラの面白さが判る人だと踏んだわけである……。(文庫版P127」
続いて『中国の大盗賊』(講談社現代新書)など高島氏の著作がいくつか紹介されている。人気エッセイ『お言葉ですが……』(文藝春秋)や「名著」の誉れ高い『漢字と日本人』(文春新書)などで評価を高めるよりも前のこと。野田氏の慧眼には唸るほかない。


謹んで哀悼の意を表します。

テーマ : SF小説 - ジャンル : 本・雑誌

2008/06/01 (Sun) 07:13
寺門仁美引退

『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ』の波音や、『GUNSLINGER GIRL』(無印)のアンジェリカのCV、さらには『鋼鉄天使くるみPure』のカリンカ役でもおなじみだった寺門仁美が、5/1付けで芸能界を去っていた。




『寺門仁美』が芸能界を引退することになりました。
今まで応援してくださったファンの皆さんへ、本人からのメッセージが届いています。

〜寺門仁美さんからのメッセージ〜

一身上の都合により、芸能活動を辞めさせていただくことになりました。
今後は一人の女の子として自分のペースで日々歩んでいこうと思います。
今まで応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
皆さん、体調に気を付けて頑張ってください。

                        −寺門仁美
事務所サイトより)




るちあ役の中田あすみは『ひまわりっ!』のゆすら役CVなど、元気に活動しているだけに、残念。
彼女のこれからの人生に幸多からんことを。

マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.2マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.2
(2003/09/18)
中田あすみ寺門仁美

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テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ - ジャンル : アニメ・コミック

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