出発の日。
今日は定時で上がって、自宅でシャワーくらい浴びてから、余裕を持って上野へ行くつもりだった。
しかし予期せぬ仕事が入ってしまってギリギリのスケジュールに。荷物を取りに帰るとほとんどタッチ&ゴーの状態で家を出る。
上野に着いたのは18:45。13番線の櫛形ホームに降りると【北斗星3号】はまだ入線前。3月ダイヤ改正で廃止されるのは、下りでは16時台の1号で、この3号は生き残ることになった。
いよいよやってくる。さて写真を撮ろう……シャッターが降りない! 直前に変なところを押してしまったようだ。
食事を買いに行っていたら、あっという間に発車間際。あわてて飛び乗る。
自分の寝台を確認。一番札幌寄りの1号車開放式B寝台。前はすぐ機関車である。B寝台の上段は窓がないので気詰まりだ。ばたばたしていると下段の客が顔を出してじろりと睨む。向かいは上段、下段ともに空。
定刻通りに発車。通路の補助席に佇んで景色を眺め、大宮を過ぎた辺りで寝台に戻る。とりあえず、買ってきた駅弁「ますのすし」で夕食。富山の駅弁が何故上野に? と訝る向きもあるだろうが、上野構内のニューデイズでは売っているんです。押し寿司は圧縮されているので、見た目の分量のわりに腹に溜まる。
食べ終わった後は寝台で横になって本を読んで、ちょっとうとうとすると、食堂車「グランシャリオ」のパブタイムが始まる時間。食堂車の代名詞であるフルコースは予約制だが、この時間帯は予約を入れなくても利用出来る。
せっかくの機会だから行ってみる。来年3月以降はますます利用機会が減るのである。
ロビーカーで待ちかまえていた客が流れ込み、満席に。ビーフシチューセットが¥2500、ハンバーグセットが¥2000。わたしはますのすしでお腹一杯だったのでコーヒーだけ注文した。¥400。食事を取る客とわたしのように飲み物だけ頼む客が半々。
列車は郡山駅に滑り込む。そしてそのまま、発車しない。アナウンスでは「人身事故のため抑止中」とのこと。
寒い寝台には戻りたくない。隣のロビーカーでくつろぐ。
大型のモニタTVは未だにブラウン管である。流れていたのは『県庁の星』。賞味期限偽装ネタなどがあって、なにげにタイムリーだな。
「がくん!」と強烈な衝撃があって発車。すでに23時を回っている。どうなるんだ?
テーマ : 鉄道旅行 - ジャンル : 旅行
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