2008/02/25 (Mon) 23:43
鉄道ファン気質

JTB時刻表3月号「3月15日(土)JRグループダイヤ大改正号」を買ってきた。青色ページの「寝台特急」の欄を開くと、一気に寂しくなってしまったのを感じる。
寝台列車大量廃止の報道以降、鉄道好きの友人知人とこの話題でになったが、みんな「仕方がないよね」と諦めムード。かくいうわたしも、積極的に乗りたいと思わない。九州ブルトレは東京始発が18時台なのに現地到着が昼。車輌はボロボロ。それでいて新幹線や飛行機よりも高いのだから話にならない。
廃止になる東海道夜行急行【銀河】は東京を2300発で大阪着は718。しかし翌朝600に東京を出る【のぞみ1号】は825に新大阪に到着するのである。料金も前者は¥16070(運賃+急行料金+B寝台)なのに後者は¥14050(運賃+普通指定席)。安いのがいいなら高速バスが¥3500(【青春メガドリーム】閑散期)からあって、時間的にも差はない。正直言って、この状態で今まで生き残っている方が奇跡的であった。

わたしを含めて鉄道ファンというのは従順というか、よく言えばあるがままを受け入れるような印象がある。悪く言えば諦めが早いのか。
まあ、寝台特急やローカル線の実情を知っていればなかなか無茶は言えない、というのはあります。銚子電鉄は希有な例だが、アレも現地で「どうしても存続させたい」と声を上げていたのが大きいと思う。今や「三セク鉄道を廃止します」と公約に掲げた市長が当選してしまう時代だもの。
それとも、国鉄の分割民営化とそれに伴う赤字ローカル線の大量廃止に何もできなかったのが、トラウマになっているのかもしれない。宮脇俊三氏も当時「国鉄や沿線住民と鉄道ファンは立場が違うんだから、何も言えない」というようなことを書いている。
あと、公共交通機関としての鉄道が好き、というのはあるかも。住民の足であることに存在意義があるのだから、その意義が失われたら廃止もやむを得ない、と割り切っている部分がある。だから日本の鉄道ファンは保存鉄道なんかにもいまいち冷淡な気がするな。野生で絶滅した動物が動物園で生きているのを観るような感覚じゃないかな。

参考:「廃止」と聞くと血が騒ぐ鉄道マニアの気持ちを考える(「とれいん工房の汽車旅12ヶ月」内)

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