2008/03/09 (Sun) 22:51
2008春青春18きっぷ紀行その1

春の青春18きっぷシーズンはもう始まっている。ダイヤ改正後に岡山方面に行く予定を立てていたが、18きっぷは5日分使えるのでほかにもどこかへ行こうかと調べてみた。「えきねっと」で【ムーンライトえちご】に空席があったのを発見、つい予約してしまった。
で、突発的に東北方面に行くことに決定。金曜夜に池袋を出発。早朝到着した新潟から坂町、米坂線を通って山形鉄道を乗りつぶし、新庄から陸羽東線で東北本線の小牛田へ抜け、深夜に東京へ帰ってくる、というスケジュールを立てた。
しかし問題は、普通乗り継ぎで行くと自宅最寄りの東京メトロの終電に間に合わないこと。まあ、私鉄の駅から歩く(所要時間15分ほど)という手があるし、最悪JRの駅から歩いても、40〜50分で自宅までたどり着ける。
新幹線で一部をショートカットしたり、福島か宇都宮で泊まることも考慮しているのだが、まあなるようになるでしょう。

旅の始まりは池袋2316発の【ムーンライトえちご】。この列車に乗るのは初めてだ。何度か乗ろうとしたことはあったが、指定券が取れなかった。
定刻通りやってきて、発車。全席指定のはずなのに、デッキに立っている客が結構いるのだ。発車するとひとがいないのを見て空いてる席に座ったりしている。どうも大宮まで検札が来ないのを知っている客が、あえて乗っているようだ。
大宮を過ぎると、空席はほぼ無くなった。うつらうつらして、検札で起こされる。高崎。ここで18きっぷに日付を入れてもらう。
再び眠りに落ち、目が醒めるとかなり雪が積もっている。もう新潟かな、と思ったが駅名表を見るとまだ水上。群馬県である。トンネルを過ぎて新潟県に入る。豪雪。
合併で「新潟市秋葉区」になった新津の辺りでは、雪は殆どなくなっていた。新津は車両工場があったりして鉄道ファンには有名。
新潟を目の前にして、さてこの新津〜新潟間、いつ乗ったかなあと思い出してみるが、どうしても記憶と合わないのだ。新潟自体には5,6回来たことがあるが、新幹線を使ったり、越後線→白新線と抜けたり、新津から羽越線へショートカットしたり。まあ今乗ったんだから、全線完乗の支障にはならない。いいか(笑)。
それはともかく451新潟着。455発村上行きの快速に乗り換える。かつては【ムーンライトえちご】自体が村上まで乗り入れていたのだが、新潟止まりになった代わりにこの電車が走るようになった。ロングシートであるが、なんと6両編成。政令指定都市になったせいか、強気である。
535坂町。ここで米坂線まで1時間半も待つことになる。駅前にはパン屋らしい店があるものの、当然開いていない。待合室でストーブに当たって待つことにする。やはり新潟発から降りてきた隣の客は、登山用の携帯コンロで湯を沸かして、カップラーメンを作っている。
時刻表を見ると、小国発の下り列車が折り返して上りになるようだ。7時過ぎにやって来た2両編成のディーゼルカーは新潟カラーのレトロなキハ52系。やった。
米坂線。豪雪地帯を行くローカル線といえば只見線が有名だが、この米坂線も相当なものである。途中の駅では駅名表が雪に埋まっていたり、ホーム脇の雪が駅舎の屋根ぐらい積み上がっていたりする。
わたしの隣のボックスに陣取ったのは、さっき待合室でカップラーメンを食っていた男。リュックからかんじきを取り出したりしていたが、途中駅で降りていった。登山が目的だったのか。
901今泉。ここで20分以上停車する。ホーム片隅の雪だまりの表面は、まだ固まっていない新雪だ。今泉駅と言えば、宮脇俊三氏が終戦の玉音放送を聞いた地として、その手のひとには有名である。駅前広場はさほど広くない。そんなに多くのひとが集まれるとは思えない。
さてここで、予定では923発の山形鉄道フラワー長井線に乗り継ぐ予定だったのだが、ここをパスして米沢からまっすぐ行くと、1本早くなって終電に間に合う。第3セクターで別料金だし、無理して乗らなくても……と、弱気の虫が。
反対ホームに入線してきた山形鉄道の車輌には「ネットトレイン」と書いてあるではないか。たしかあの列車は、車内で無線LANが使えたはず。うおおお、やっぱり乗りたいぞ。しかし無情にも、乗り換える間もなくすぐに発車してしまったのでありました。
1000米沢着。牛肉の駅弁が有名だが、諸般の事情で構内コンビニのおにぎりなどを買って昼食にする。
やはり山形鉄道に乗っておくべきだった。フラワー長井線は奥羽本線で米沢より先(山形より)にある赤湯を発ち、今泉を経由して荒砥にいたる路線である。赤湯で具合よく捕まえられれば、まだ乗れる可能性は残っているのだ。
みどりの窓口にあった時刻表で調べてみると、次の列車で乗り継ぎが思ったよりもよく、そのまま引き返せば当初のルートをたどれることが判明。
で、赤湯で降りる。山形新幹線が停車するからか、駅舎は無駄に大きくて豪華だ。米沢より大きいように見える。
向かいのホームに停まっていた1両編成のディーゼルカーはネットトレインではなかった。
1時間弱で終点荒砥。料金は¥750。ここも経営は苦しいようで「友の会」を作ったり、「萌えキャラ」のキーホルダーなどで増収に励んでいるようである。¥1000のフリーきっぷがあるようだ。乗る前に気付いていたら、往復で¥1500払うことはなかった……orz。
折り返しの赤湯行きは一両連結される。おお。これはネットトレインだ。乗ってみると、たしかに車内にはFREESPOTの接続方法が記された張り紙がある。持ち込んだVAIOの無線LANを入れてみる。しかし、反応なし。普段は切っているのか?
赤湯に戻って山形行きにすぐ乗り換え、山形で乗り換えた新庄行きはすぐに発車する。この辺の乗り継ぎがスムーズで助かった
新庄からは陸羽東線で東北本線の小牛田へ出る。陸羽東線は90年に1度乗ったきりだったのだが、肝心の車内ではずっとうとうと。こんなんだったら山形から仙山線に乗り換えて仙台へ出た方がよかったな。終電に間に合うし。
小牛田から乗った福島行きは、ロングシートの701系。車中は睡眠時間。福島で15分の乗り継ぎ時間。夕食は改札出てすぐの回転寿司で慌ただしく済ませる。黒磯行きに乗り、黒磯から宇都宮。宇都宮発の上野行きはすでに終わっていて終電は大宮止まり。大宮からは京浜東北線に乗るが、南浦和で「武蔵野線の接続待ち」とかで10分も待たされた。赤羽で乗り換えた埼京線は接続を取ってくれたが、池袋で乗るはずだった終電はすでに出た後だったよ。しかたなく歩いて帰宅しました……。

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