前回エントリの続き。なぜ松田聖子熱が発生したかというと、この本を読んだから。
本書の冒頭を読んで、改めて気がついたことがある。山口百恵(1959年生まれ)と松田聖子(1962年生まれ)は、3つしか歳が違っていないのだ。
山口百恵のデビューが早くて、松田聖子は比較的遅いという事情はあるにせよ、かなり意外な気がしたものだ。このふたり、現役時代は1980年の1年しか重なっていない。この年が時代の境目だったということだろう。
さて本書は、松田聖子と中森明菜、そして(タイトルにはあげられていないが)山口百恵、この3人の女性歌手から70年代から80年代前半の歌謡史、文化史を切って見せている。中でもメインは松田聖子と、当時の彼女の大半の曲に詞を提供していた松本隆。対して書名になっている中森明菜は影がやや薄い。
松田聖子は80年代アイドルの嚆矢にして完成系。そしてそれを超えた存在である。数々のゴシップを起こしつつも、40代後半の現在でも未だにふりふりのドレスでステージに立ち、武道館を満杯にする。そして中川翔子のような「娘」の世代からも熱烈なリスペクトを寄せられている。つくづく松田聖子とは希有なタレントであることよ。
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