2008/08/11 (Mon) 00:21
青春18きっぷ旅行2008夏、前説

 東京と九州を結ぶブルートレイン【富士】【はやぶさ】最後の夏と噂されている。九州ブルトレにはこれまで乗ったことがないので、一度は経験してみたい。しかしダイヤは18時東京発で現地着は昼前になるのだから、普段は乗る機会を作るのも難しい。
 えきねっとで8/5発の【ムーンライトながら91号】の予約が取れたので、8/8、8/9の【富士】【はやぶさ】の空席をサイバーステーションで調べると、若干空きがあるようだ(飛行機の前割りが設定されていないハイシーズンは、九州プルトレが値段的に拮抗できる数少ない時期だ。それでも満席にならないのだから。臨時列車も数年前から設定されていない)。
 サイバーステーションは検索のみで予約申し込みは出来ないし、えきねっとでは寝台の予約は不可なので、みどりの窓口で調べて貰う。空きがあるのは上段のみという。上段は窓がないので乗っていても面白くない。今の【はやぶさ】【富士】には、食堂車もロビーカーもないのである。
 ブルトレはパスして8/6新大阪発の【ムーンライト九州】も調べてもらったら、こちらは空席あり。
 いろいろ思案した末、普通乗り継ぎで紀伊半島を一周し、大阪駅を5分の乗り継ぎ時間で【ムーンライト九州】へ。土日には帰宅することにして、その間は追々考えましょう、ということに。いささかアバウトだが、まあこんなのもいいだろう。どうせ寝台特急に乗るつもりだったんだから、帰りは新幹線使ってもいいかも。

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2008/08/05 (Tue) 19:43
ワンフェスエスカレータ事故続報

 事故の起こったエスカレータにオタキング岡田斗司夫氏が乗り合わせていたとかで、当時の証言をBlogに載せている
証言;ビッグサイトのエスカレーター事故について(訂正と追記あり)
 しかし当日の時点で「完全に機械が原因」と断言してしまったオタキング氏は、やや先走りすぎだったのでは。報道によれば問題は「走った」ことではなく定員オーバーにあるようだから。となるとイベントを主催した側の責任も出てくるわけだが……。

 報道やそれに対する反応を読んでいて気になってるのが「1段に3〜4人乗っていた」という部分が一人歩きしているように思える点。報道では必ずこの点に触れるし、岡田氏や他の目撃者は「そんなに乗っていない。事故発生後の映像で判断するな」というのだが、ニュース映像を見ると、事故の起こっていない下りのエスカレータにも1段3〜4人乗っている箇所があるように見えます(あくまで「発生後」の映像ですが)。
 報道によると件のエスカレータは全部で84段、限界値は9.36トンとのこと。全体の3/4まで乗っていたとして、1段あたりの荷重は約149キロ。仮にふたりずつ乗っていたとして、成人の平均よりは重くなるでしょうが、あり得ない数字ではない。想定限界以前の荷重でアウトになってしまった可能性もあり得るだろうが。

 問題は報道や岡田氏の言ってることがどうこう、とかじゃなくて、今の段階で「○○が原因」「××に責任はない」と断言してしまうのは、あまりに拙速である、ということです。

 まあわたしも、エスカレータの安全基準が周知されていなかったんじゃないかとか、基準そのものが甘かったんじゃないのかとか、そもそも、多数の客を捌くことが想定されるイベント会場に、あんな長いエスカレータを設置した設計コンセプトの問題もあるんじゃないか、とか思ってしまいますが。

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2008/08/04 (Mon) 19:07
ワンダーフェスティバル2008夏

【速報】ワンダーフェスティバル2008夏、開場直後に人が多すぎて地鳴りのような音ともに4階から1階へエスカレーターがぶっ壊れて逆流、けが人発生

本日午前10時から東京ビッグサイトにて「ワンダーフェスティバル2008夏」が開催されたわけですが、今回から西館に移りました。で、開場直後、1階から4階へ上るエスカレーターが突如として「ゴゴゴゴゴゴゴ!」という地鳴りのような音とともに滑り落ちて逆流、あわや大惨事という事態になりました
GIGAZINEより)




 てなわけで、えらい事故が発生してしまった今回のワンフェス。
 別にレアものフィギュアがほしいわけでもなし、午後にでも現地に着けばいいか。5時までだしな……と思って朝昼兼用の飯を食いつつNHKスペシャルの再放送を見ていたら、ニュース速報。「ビッグサイトのエスカレーターで50人転倒、数人負傷」の文字が。
 これはひょっとしたら大惨事では? コミケにも悪影響が出るんじゃなかろうな? と戦々恐々としつつネットやTVニュースで情報を仕入れる。続報によればけが人10名程度でうち骨折が1名、イベントは中止になっていない模様。当初の予定通り昼から会場に向かう。
 到着したのは1:30頃。会場で会った知人に生々しい話を伺ったりもした。
 検証中の事故現場を眺めていたらNHKのひとに「当時の写真かビデオ持ってませんか?」と訊かれたりもした。
 3時には会場を後にする。
 事件発生当時の映像を観ると、よくこの程度で済んだものだと冷や汗が出る。夜のニュースではオタク云々というより、エスカレータの管理の方が問題になっているよう。最近名古屋で同一メーカーによる類似の事故が発生していたこともあるか。
 まったく、今年はオタクの厄年かもしれませんな。赤塚不二夫先生もお亡くなりになってしまったし……。

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2008/08/01 (Fri) 23:33
『崖の上のポニョ』

 映画の日に見に行きましたよ(以下ネタバレあり)。

 とりあえずは面白かったです。『ハウルの動く城』より面白い。ひょっとしたら『千と千尋の神隠し』なみに面白いかも知れない。
 「売り」になっている海の描写はたしかにすばらしい。しかし、子供向けの図鑑をひっくり返して片っ端から描いてみたぞー、という感じもしないでもない。
 極彩色の「生命賛歌」を繰り広げつつ無視は出来ない「老い」と「死」、ということで本作は黒澤作品における『夢』のようなポジションにあるのかも。
 サンドウィッチを食べるシーンなぞ、「お約束」にしか思えない。ポニョがハムを大好物になってしまうというのも「おれのアニメの食い物はうまいんだから説明はいらないぞ」ということか。
 
 しかし、ストーリーだけ取り出すと出鱈目もいいところ。
 宗介はとても5歳と思えない出来た「いい子」だし、大嵐に逢って水没しながら、世界はミョーに明るく祝祭的である。街の外はどうなってるんだよ、という突っ込みも野暮な世界。『人魚姫』をモチーフにしている割には、ラストに至っても何の葛藤も試練もない。宮崎氏の好きなもの、見たいものだけを盛りだくさんにしたワンダーランド。
 所詮本作も「快楽原則」の産物なのかも知れない。その意味では、「思想の自由」をかけて「戦争」をしているはずが主要人物誰も死んでないし殺してもいない『図書館戦争』や、WWIIの空戦エースをモチーフにした妙齢の女子が、ネコミミを生やしてあられもない姿で飛び回る『ストライクウィッチーズ』(余談だが、人間体ポニョがズロースを見せまくるたびに「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」という台詞が脳裏をよぎったのだが、EDにはしっかり「ゴンゾ」という文字が…… )などと、同じ水準にあるように思えてしまう。
 じゃあ、それらとの本質的な差はなに? わたしは「通俗文化」の受益者であり擁護者でありたいと思っているし、その意味で宮崎(ジブリ)アニメに対する違和感と距離感も感じてきたのだが、こういうのを見せられるとちょっと考えてしまう。
 やはり『スカイ・クロラ』も観なきゃいけないか?

 余談。主人公の母親が乗っている車が単なる「軽自動車」。今までの宮崎作品ではシトロエン2CVとか、フィアットとか、アウディとかだったのに。ちょっと意外に思えた。

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2008/07/24 (Thu) 19:56
アニメの悪影響

 父親を殺した女子中学生が『ひぐらしのなく頃に』を愛読していたとかで、警察が「犯行に影響を与えたのでは」と関連を調べているようだ。『ひぐらし』は昨年も似たような事件が発生したとき、一部の回が放送中止になったりした。
 この種の事件が起こるたび、アニメやマンガ、ゲームとの関連が取りざたされるのは毎度おなじみの光景であるが、手口をそのまま模倣したというならともかく、特定の事件との因果関係などは証明できるはずもない。

 しかし、社会に甚大な害を与えた事象に、明らかな影響を与えたアニメというのは、じつは、あるのだ。アニメファンとしては大変残念なことだが、事実である。

 その作品とは『あらいぐまラスカル』である。
 1977年から1年間「世界名作劇場」枠で放映された、あの名作アニメだ。スターリング少年とアライグマ、ラスカルとの心温まる交流と、作中で描かれたラスカルの愛らしい仕草は視聴者を魅了した。
 放映開始後はアライグマの輸入が急増した。アニメのイメージに影響されて、ペットとしての人気が高くなったのだ。

 しかし現実のアライグマは、頭がよく人になつきにくい動物である。檻が破られて逃げてしまったり、アニメのラストを真似て、手に負えなくなったアライグマを逃がした例なども多いらしい。
 野に放たれたアライグマは、天敵のいない日本各地で繁殖し、害獣となった。畑を荒らす、民家に侵入して排泄物で汚す、寄生虫や伝染病を媒介する、さらには在来種を圧迫するなどの被害を与える。その額は全国でなんと1億6千万円にも達するという。
(参考記事:アライグマ被害1億6千万円 16都道府県で農作物荒らす)
 被害の大きい北海道や神奈川県などでは駆除に乗り出しているが、「かわいいラスカルを殺すなんて許せない」とかいって、反対する動きもある。むろんこれはアニメが植え付けたイメージでしかない。
 さらに最近では「ご当地ラスカル」というのもあるようだ、たとえば「HOKKAIDO RASCAL」。サイトを読むと勘違いしているのか意図的なブラックジョークなのか、判断に苦しむ。 「琵琶湖ブラックバスくん」とかも出せばいいのに。

 まさに史上空前の悪影響である。『ひぐらしのなく頃に』よりも先に、環境省と農林水産省は『あらいぐまラスカル』を有害指定すべきではなかろうか。
(ちなみに現在アライグマは特定外来生物に指定され、無許可での販売、飼育は禁止されている)

(参考URL:[今日の本]はるかなるわがラスカル[今日のアニメ]あらいぐまラスカル これがすべての元凶[今日の事件]「あらいぐまラスカル」が引き起こした日本のアライグマ問題[今日の事件]「あらいぐまラスカル」と動物商法


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